【2025年版】WordPressに入れておきたいおすすめプラグイン|セキュリティ・SEO対策・サイト高速化・便利ツールなど一挙紹介

WordPress(ワードプレス)でサイト運営をする際、初期状態だけでは足りない機能を補うために「プラグイン」を導入します。多くのプラグインから自分のサイトに必要なSEO対策や、セキュリティ強化・サイトの高速化などを選んでカスタマイズできるのが大きな魅力です。

しかし選択肢が多すぎて、どれを選ぶべきか困ることもあるでしょう。また、プラグインを入れすぎるとサイトが重くなったり、不具合の原因になったりします。

この記事では、2025年の時点で実際に多くのサイト運営者に利用されている、定番かつ人気の高いプラグインをジャンル別に厳選しました。セキュリティ、SEO最適化、サイト運用の効率化など、カテゴリーごとにベスト3を紹介します。

目次

セキュリティ対策におすすめのプラグイン3選+1

オススメ度:★★★★☆

SiteGuard WP Plugin(サイトガード)

日本語対応で、初心者にも使いやすいセキュリティプラグインの定番です。ログインURLの変更、CAPTCHA (ひらがな認証) の導入、ログイン試行制限など、標準状態で狙われやすい管理画面への不正アクセスを強力に防ぎます。

  • 長年使われてきた定番のプラグイン
  • 日本語対応なので初心者でも操作が簡単
  • ひらがな認証は日本語未対応の海外PCの対抗策としては最強!?

https://ja.wordpress.org/plugins/siteguard/

オススメ度:★★★★★

All In One WP Security (AIOS)

セキュリティレベルを点数で表示してくれるため、今のサイトの状態が一目でわかります。ログインURLの変更やファイアウォールなど、無料で使える機能が非常に多く、コストパフォーマンス最強のプラグインです。

  • 視覚的に見せるセキュリティレベルがわかりやすい
  • ログイン対策やシンプルWAF、更新やエラー通知など機能充実
  • 多機能すぎて操作を間違えると管理者さえログインできなくなることも

https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-security-and-firewall/

オススメ度:★★★☆☆

Wordfence Security(ワードフェンス・セキュリティ)

WordPress向けの強力なファイアウォールとマルウェアスキャナーを備えた定番のセキュリティプラグインです。リアルタイムの攻撃検知、不正アクセス防止、ファイル改ざんチェックなど包括的な保護機能を提供。無料版でも基本的なセキュリティ対策を行うことができます。

  • 世界レベルでユーザー数が多いプラグイン
  • ファイアウォールやブルートフォース攻撃対策など充実の防御機能
  • 設定項目が多すぎて初心者は途中離脱しそう

https://ja.wordpress.org/plugins/wordfence/

注目のプラグイン

オススメ度:★★★★★

CloudSecure WP Security(クラウドセキュア・WP・セキュリティ)

国内シェアNo.1のエックスサーバー等が標準採用している注目の国産プラグインです。「ログインURL変更」などの基本機能に加え、簡易的なWAF(ファイアウォール)も搭載。SiteGuardの使いやすさはそのままに、防御力をさらに高めた新定番です。

SiteGuardにはない「シンプルWAF(Webアプリケーションファイアウォール)」機能があることを考えると、長年定番だったSiteGuardと入れ替えもアリ!のプラグインです。

https://ja.wordpress.org/plugins/cloudsecure-wp-security/

複数のプラグインが「ログインURLの変更」「ファイアウォール設定」を同時に行おうとすると、機能が必ず衝突し、管理者自身がサイトにログインできなくなる(ロックアウト)といった重大な不具合や、サイト表示速度の極端な低下を招きます。

必ず、今回ご紹介した中から最もご自身の環境に合ったものをひとつだけ選んで導入してください。

検索上位を目指すためのSEO対策プラグイン3選+1

オススメ度:★★★★☆

Yoast SEO(ヨースト・SEO)

Yoast SEOは、WordPressユーザーの間で初心者から上級者まで幅広く使われており、SEO対策の定番です。キーワード最適化、メタタグの自動生成、XMLサイトマップの生成、SNS連携、内部リンク提案機能なども備えており、総合的なSEO対策が実現できます。

  • 全世界的にトップクラスのSEO対策プラグイン
  • 記事制作途中でSEOスコアをリアルタイムで確認できる
  • 多機能がゆえにテーマや他のプラグインとの被りが生じやすい

https://ja.wordpress.org/plugins/wordpress-seo/

オススメ度:★★★★☆

All in One SEO(オール・イン・ワン・SEO)

All in One SEOは、Yoast SEOと肩を並べるプラグインです。自動的なメタタグ生成、サイトマップ作成、ソーシャルメディア最適化、ローカルSEO機能など、幅広い対応が可能です。軽量で処理負荷が少ないため、サイトの表示速度に影響を与えにくいというメリットもあります。

  • Yoast SEO同様に世界レベルのSEO対策プラグイン
  • バージョンアップも頻繁に行なわれ機能は日々増幅している
  • 管理画面上に有料版への誘導が露出するのでゴチャゴチャした感じになる

https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-seo-pack/

オススメ度:★★★☆☆

Rank Math(ランク・マス)

Rank Mathは、近年急速にシェアを伸ばしている高機能SEOプラグインです。新進気鋭のプラグインでありながら、多くの高度な機能を提供しており、Yoast SEOやAll in One SEOの代替として注目されています。設定画面がモダンで使いやすく、初心者でも扱いやすい点が魅力です。

  • 後発がゆえ競業プラグインの機能をほぼ網羅している
  • 他のプラグインデータをインポートできる点も秀逸
  • コレは!という機能は有料版だったりする

https://ja.wordpress.org/plugins/seo-by-rank-math/

SWELLとベストマッチなプラグイン

オススメ度:★★★★☆

SEO SIMPLE PACK(SEO・シンプル・パック)

国産テーマ「SWELL」の開発者が作成したプラグインです。その名の通り非常にシンプルで、必要なメタタグ設定だけに特化しています。設定が複雑なプラグインが苦手な方におすすめです。

  • 高機能なSEOプラグインと違いシンプルなので設定や操作が簡単
  • シンプルゆえテーマやプラグインが持つ機能とのバッティングに気を使う必要なし
  • WordPressテーマ「SWELL」を使っているならこの一択!?

https://ja.wordpress.org/plugins/seo-simple-pack/

ド定番のプラグイン「XML Sitemaps」は不必要?

「XML Sitemaps」は、サイトマップ(sitemap.xml)を自動生成し、Google検索エンジンへのインデックスを促進することで、SEO効果を高めるプラグインです。特に記事数が増えた大型サイトでは、検索エンジンのクローラーにサイト構造を伝えるために有効です。

ただし、「WordPress 5.5以降なら基本サイトマップはコアで生成される → だから外部プラグインは必ずしも必要ではない」という情報もあります。

一方で、 サイトの規模や構成、また、どこまで細かく制御したいかによってはXML Sitemapsを使った方が合理的なケースがあるというのもまた事実です。

つまり「必要か不必要か」は “サイトの設計と目的次第” というのが現状の正しい判断です。

https://ja.wordpress.org/plugins/google-sitemap-generator/

サイトの高速化・パフォーマンス改善におすすめのプラグイン3選

オススメ度:★★★★☆

EWWW Image Optimizer(EWWW・イメージ・オプティマイザー)

画像をアップロードした瞬間に自動でファイルサイズを圧縮してくれるプラグインです。次世代フォーマット「WebP」への変換にも対応しており、サイトの軽量化に貢献します。

  • 画像圧縮することでページの表示速度が改善
  • WebP変換で表示速度改善とダウンロード制限も可能
  • アップする画像を事前に圧縮するケアができていれば不要かも

https://ja.wordpress.org/plugins/ewww-image-optimizer/

オススメ度:★★☆☆☆

Autoptimize(オートオプティマイズ)

HTML、CSS、JavaScriptなどのソースコードを圧縮・結合して軽量化、ページ読み込みの高速化を促進するプラグインです。反面、テーマや他のプラグインに影響して、表示崩れが起きる場合があるため上級者向けです。

  • ソースコードを最適化することで表示速度が改善
  • キャッシュ系プラグインと併用すると効果絶大
  • 使っているテーマやプラグインに悪影響する可能性もあるので取扱注意

https://ja.wordpress.org/plugins/autoptimize/

オススメ度:★★☆☆☆

WP Super Cache(WP・スーパー・キャッシュ)

ページキャッシュを活用してサイトの表示速度を大幅に高速化するプラグインです。スマートフォン対応、CDN統合、キャッシュの自動削除設定など、実用的な機能が備わっています。

  • WordPressの処理負荷を軽減し体感速度を改善
  • アクセス数が多いサイトでは導入効果が顕著に表れる
  • SWELLなどキャッシュ機能があるテーマとは相性最悪

https://ja.wordpress.org/plugins/wp-super-cache/

サイト高速化プラグインは諸刃の剣?

国内で圧倒的な人気を誇るWordPressテーマ「SWELL」には、サイトの高速化を実現するための機能が標準搭載されています。そのため、本記事でご紹介した「Autoptimize」や「WP Super Cache」などの高速化プラグインを追加導入すべきかどうか、判断に迷うところです。

当サイトも「SWELL」を採用しており、現時点では機能の重複を避け、プラグインを必要最小限に抑えるという方針から「Autoptimize」と「WP Super Cache」はインストールしていません。

高速化プラグインは、他のテーマやプラグインとの相性問題が発生する可能性があることも認識しておくべきです。現時点では問題なく動作していても、WordPressやテーマ、プラグインのバージョンアップ時に予期せぬ不具合が発生するケースも少なくありません。したがって、サイト高速化プラグインを導入する場合は、定期的な動作確認と注意深い監視が必要となります。

高速化プラグインはサイト運営に必須の機能というわけではなく、導入の判断は各サイト運営者の方針やサイトの状況次第です。使用しているテーマに既に高速化機能が備わっている場合は、まずはその標準機能を活用し、必要に応じてプラグインの追加を検討するという段階的なアプローチをお勧めします。

お得で安心な便利ツール3選

オススメ度:★★★★★

Google Site Kit(グーグル・サイト・キット)

Google公式のWordPressプラグインです。サイト運営に必須のツール(Search Console/Analytics/AdSense/PageSpeed Insights)を簡単に連携・一元管理できます。複雑なコード編集なしで導入でき、管理画面でアクセス数や検索キーワード、収益などの重要指標をグラフで直感的に確認できるスグレモノです。

  • 管理画面でGoogleの主要ツールのデータをまとめて閲覧・分析可能
  • タグの埋め込みやコード編集が不要、Googleアカウントのみで設定完了
  • Google公式プラグインゆえ信頼性が高く全ての機能が無料

https://ja.wordpress.org/plugins/google-site-kit/

オススメ度:★★★★★

Yoast Duplicate Post(ヨースト・デュプリケート・ポスト)

記事や固定ページの複製(コピー)を作れるプラグインです。既存記事の複製を下書きとしてワンクリックで準備、レイアウトや設定をそのまま引き継いで新しい記事を執筆できます。なぜWordPressに標準搭載されていないのか疑問が残りますが、テンプレート化したい記事がある場合や、似たような構成の記事を量産する場合に欠かせない、サイト運営の効率を大幅に向上させることができる定番ツールです。

  • 投稿一覧から「複製」ボタンをクリックするだけでコピーを下書き保存
  • 複製時にタイトル、スラッグ、公開ステータスなど、コピーする項目を細かく設定可能
  • 権限管理で複製できる権限者を設定可能

https://ja.wordpress.org/plugins/duplicate-post/

オススメ度:★★★★☆

UpdraftPlus(アップ・ドラフト・プラス)

WordPressのサイトデータ(ファイルとデータベース)を安全かつ簡単にバックアップと復元ができる世界で最も利用されているバックアッププラグインの一つです。外部のクラウドストレージサービスにバックアップファイルを直接保存できるため、サーバー障害時でも安心してデータを保全できます。スケジュール設定による自動バックアップにも対応しています。

  • バックアップ先としてGoogle DriveやDropboxなどを利用できる
  • スケジュールを設定すれば、毎日、毎週など、指定した頻度で自動的にバックアップ
  • 管理画面からワンクリックで簡単に復元できる点が秀逸

https://ja.wordpress.org/plugins/updraftplus/

必ずインストールすべき定番プラグイン3選

オススメ度:★★★★☆

Contact Form 7(コンタクト・フォーム・セブン)

Contact Form 7は、問い合わせフォームの作成に特化したシンプルで強力なド定番プラグインです。シンプルで軽量、かつ多機能でありながら無料で提供されているため、世界中のウェブサイトで使われています。専門的なコード記述なしに、直感的にフォームを作ることができます。メール送信、スパム対策、セキュリティ対策など、基本的だが実用的な機能が揃っています。テンプレート機能も充実しており、複数のフォーム管理も容易です。

WordPressでお問い合わせフォームを設置する際の、世界的な定番プラグインです。

  • 利用者が多く、設置に必要な日本語情報がたくさんあり、初心者でも安心
  • 迷惑メールを防ぐためのreCAPTCHAやAkismetとの連携機能あり
  • 関連プラグインも多数あり、拡張性が豊か

https://ja.wordpress.org/plugins/contact-form-7/

オススメ度:★★★★★

WP Multibyte Patch(WP・マルチバイト・パッチ)

WordPressは元々英語圏で作られたシステムのため、日本語のような「マルチバイト文字」の扱いに不具合が生じることがあります。WP Multibyte Patchは、日本語環境特有の文字化けや文字数カウントのズレ、ファイル名の不具合などを自動で修正・最適化してくれる、日本国内のサイト運営においては「インストール必須」と言える標準的なプラグインです。

  • メール送信やピンバック受信時に発生しやすい日本語の文字化けを未然に防止
  • 抜粋文字数などのカウントで日本語の文字数の誤りやズレを正しく補正
  • 日本語ファイル名の画像をアップロードした際にシステムトラブルを予防

https://ja.wordpress.org/plugins/wp-multibyte-patch/

オススメ度:★★★★☆

No Category Base(WPML)(ノー・カテゴリー・ベース)

WordPressのカテゴリーページのURLに標準で挿入される「/category/」という文字列を削除し、URLを短くシンプルにするプラグインです。URLの階層が深くなるのを防ぎ、ユーザーや検索エンジンにとって分かりやすい構造を実現します。設定画面はなく、インストールして有効化するだけで即座に反映される手軽さが人気です。

  • カテゴリーアーカイブから「/category/」を削除、見た目をスッキリさせます
  • プラグインをインストールして有効化するだけ、簡単設定
  • 「/category/」ありの旧URLからインストール後の新URLへ自動で301リダイレクト、SEO評価を継承

https://ja.wordpress.org/plugins/no-category-base-wpml/

プラグイン導入時の注意点

WordPressのプラグインは、サイトの機能を拡張し、運営をより便利にしてくれる強力なツールです。しかし、やみくもに導入すると、思わぬトラブルの原因になることもあります。ここでは、プラグインを安全に、そして効果的に利用するための注意点を解説します。

必要最低限に絞り込む

プラグインは便利ですが、入れすぎは禁物です。プラグインの数が増えるほど、サイトが重くなる(表示速度が低下する)だけでなく、互いの機能が干渉し合ってエラーや表示崩れの原因となる「コンフリクト」のリスクが高まります。

導入の判断基準

「本当にこの機能は必要か?」を自問し、テーマに標準搭載されている機能で代替できないか確認しましょう。

定期的な見直し

使わなくなったプラグインは必ず停止し、不要であれば削除しましょう。

信頼できるプラグインを選ぶ

ダウンロードするプラグインが安全であるか、事前に確認することが非常に重要です。

最終更新日

1年以上更新されていないプラグインは、WordPress本体やPHPのバージョンアップに対応しておらず、不具合のリスクがあります。

有効インストール数

利用者が多いプラグインは、それだけ多くの環境で動作が確認されており、信頼性が高いと言えます。

評価とレビュー

他のユーザーの評価やコメントを確認し、致命的な不具合の報告がないかチェックしましょう。

サポート状況

開発者が積極的にサポートを行っているかどうかも、安全性を見極める上で大切なポイントです。

導入前には必ずバックアップを取る

新しいプラグインを導入・有効化する前には、必ずサイト全体のバックアップを取りましょう。万が一、プラグインが原因でサイトが表示されなくなったり、データが破損したりした場合でも、バックアップがあれば元の状態にすぐに戻せます。

バックアップには「UpdraftPlus」のようなバックアッププラグインが便利です。

機能の重複に注意する(特にセキュリティ・キャッシュ系)

最も注意が必要なのが、同じ種類の機能を複数プラグインで実現しようとすることです。特に「セキュリティ系プラグイン」や「キャッシュ系プラグイン」は、サイトの根幹部分に深く作用するため、重複すると高確率で深刻なエラーを引き起こします。

セキュリティ系プラグイン

「SiteGuard」と「CloudSecure WP Security」のように、ログイン保護やファイアウォール機能を持つプラグインは必ずどちらか一つだけを選んでください。

キャッシュ系プラグイン

「WP Fastest Cache」と「LiteSpeed Cache」のようなキャッシュ系プラグインも同時に有効化すると不具合の原因になります。

5. テスト環境での試用を検討する

本番環境のサイトにいきなり導入するのが不安な場合は、ローカル環境やステージング環境(テスト環境)を構築し、そこで事前にプラグインの動作やテーマとの相性を確認することをおすすめします。


これらの注意点を踏まえることで、プラグインのメリットを最大限に活かしつつ、安全で快適なWordPressサイト運営が可能になります。

まとめ

WordPressのプラグイン選びは、サイトの安全性、検索可視性、運用効率を左右する重要な決定です。この記事で紹介したプラグインは、いずれも2025年時点で実績と信頼性が高く、多くのサイト運営者に支持されています。すべて無料で使えるもの(または基本機能が無料)も多く、初期構築時から導入を検討する価値があります。

セキュリティ、SEO対策、サイト高速化などの分野から、自分のサイトのニーズに合わせてプラグインを選んでください。適切なプラグインの導入により、より安全で効果的なWordPressサイト運営が実現できます。

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